このたび、私たちは次の土地を取得することができましたのでお知らせいたします。

所沢市と狭山市の境に広がる雑木林の一画にある森で、ヤマザクラやシラカシなどの樹木が生育しています。

近くでオオタカの生息が確認されており、豊かな生物多様性に恵まれた地域です。

深くて平坦な北中の森の小道を歩くと、国木田独歩が描いた「武蔵野」の風景を想像することができます。

いつまでも残しておきたい貴重な環境です。

「所沢市北中ふるさとの緑の景観地」は、埼玉県が条例に基づいて20ヘクタールを超える雑木林を指定したものですが、この土地はその指定から漏れています。行政による保全策が講じられていないことから、将来にわたってこの緑を残していくために必要であると判断して取得しました。

周辺環境を含む現況調査を行い、その結果を踏まえた管理方針を策定したうえで、ボランティアの皆さんの協力を得て、保全の取り組みを進めていきます。