このたび、私たちは次の土地を取得することができましたのでお知らせいたします。

狭山丘陵から2キロほど離れた、コナラやエノキの大木が目につく雑木林です。

江戸時代の新田開発の様子がうかがえる区画割によって残された、広大で深い森の一画にあり、多くの貴重な動植物の生育・生息地となっています。

しかし、一帯の森では少しずつ開発が進行しています。

特別養護老人ホームや資材置き場や廃棄物保管積み替え施設などの建設が目に付き、

急速に自然が損なわれつつあるところです。

この土地は、昨年取得した「トトロの森57号地」に隣接しています。

この土地を含む一帯の森は、全体で都内最大級（およそ30ヘクタール）の広さがあり、狭山丘陵及びその周辺地域の生物多様性保全の観点から極めて重要な場所となっています。

早急に保全措置を講じないと、開発され失われてしまうかもしれません。

トトロの森57号地と合わせて適切な保全管理を進めるとともに、

都や町に対してこの森全体の保全を働きかけていきます。

周辺環境を含む現況調査を行い、その結果を踏まえた管理方針を策定したうえで、ボランティアの皆さんの協力を得て、保全の取り組みを進めていきます。