9号地は、面積にすると100㎡ほどの、バブルの折に開発され、宅地として分譲された土地の一部です。
ここは、住宅を建てることのできない市街化調整区域です。それにもかかわらず造成され、ゆくゆくは住宅建築が可能になるという触れ込みで売りに出されました。
今回私たちにこの土地を売ってくださった地権者の方もそれを信じ購入したものの、住宅建築はかなうことのないまま高齢になり、毎年の草刈などの手入れが難しくなっていました。そこで、この地権者が市役所に相談にいき、私たちが紹介され、交渉の末、9号地の取得に至りました。
狭山丘陵には、このような開発地やゴミの投棄された場所なども数多く存在します。多くは資材置き場などになっていますが、最近では放置されていることも珍しくありません。そのような小さな土地を、私たちはトラスト地として確保し、丘陵の緑の回復に努めていきます。