2003年10月29日 トトロの森6号地誕生

6号地は、開発が進む狭山丘陵の東部地域にあり、住宅地の中に残った貴重な樹林地の一部です。
南側の隣接地は、すでに広い住宅地となっています。北側から西にかけては、地中を東京都水道局の巨大な送水管が通るアルペンロードで、菩提樹田んぼに続く樹林地が残っています。
ここは斜面の急な山林で、大きく育ったクヌギが多いのが特徴です。以前は落ち葉はきをして堆肥に使っていたことがうかがわれます。
今まで、管理があまりされていなかったため、下草も生い茂っている状況ですが、周辺の子供たちの遊び場にもなっているため、地域の人たちとも協力しながら、明るい雑木林になるように管理していきたいと考えています。
現在は、6号地の半分は明るい雑木林になりました。残りの部分の管理計画を検討しています。

◆トトロの森6号地の管理方針

6・23・25・35・36号地は「狢入の森」として一体の管理方針を策定しました。

コナラ・クヌギ・シデを主体とする明るい林を目指す。常緑樹は除伐し、定期的な下草刈りを実施する。希少植物は保全・育成に努める。狭山丘陵では希少な昆虫となったウスバシロチョウの生息が確認されているため、その食草であるムラサキケマン、ジロボウエンゴサク等は全てを刈り取らないようにする。

所在地

埼玉県所沢市大字山口字狢入

面 積

3873㎡

取得日

2003年10月29日

取得金額

19,030,000円