ここは、狭山湖を取り囲む(通称)周囲道路に面し、以前は豊かな緑地が続いていました。しかし近年、資材置き場や作業場、残土置き場といった小規模に林を切り開く開発が増加し、このあたりの緑は少しずつ少なくなってきています。
そこで、私たちはこういった状況を少しでもくい止めるため、この土地の取得を決めました。
取得した当初、竹が生い茂り、斜面下は栗林となっていました。竹(モウソウチク)が、コナラの雑木林に後から入り込み、コナラを枯らせてしまったようです。現在、ボランティアによる継続的な竹の間引き作業で、明るい竹林になってきました。間引いた竹は、炭焼きをして竹炭として、管理作業のときに活用しています
また、2003年3月23日に、明るい雑木林にしていくため、コナラとクヌギの苗を会員・寄付者の方々と植樹しました。このイベントは、土地取得(2001年)の際に開催した「トトロの森4号地見学会」で拾ったどんぐりを参加者の自宅で育て、その苗を植えもどすというものでした。現在、植えられた苗は元気に育ち、2007年3月には、移植して定植するまでになりました。