2013年6月10日 トトロの森20号地誕生

トトロの森20号地は、早稲田大学所沢キャンパスの正門から南東方向に約100m。
散策路に面した平坦な雑木林です。

◆トトロの森20号地の概要

この土地は狭山丘陵いきものふれあいの里のスポット3に含まれています。
大学校地の外縁をめぐる散策路に面していて、地形はほぼ平坦です。
コナラの大径木が生育し、シラカシやアオキなどの下層植生が密生しています。
ここはいきものふれあいの里のスポットに含まれているとはいえ、所沢市の保護地区にも指定されておらず、保全の担保性はありません。
かつてはオオタカの営巣が確認されたことがあり、現在はキビタキやホトトギスの鳴き声が聞こえる豊かな森となっています。
この土地を取得することによって、早稲田大学周辺地域に残された良好な自然環境を保全するうえでの弾みになると判断し、取得することにしました。

◆トトロの森20号地の管理方針

20・21・26・31・33・34号地は「葛籠入の森」として一体の管理方針を策定しました。

〇 コナラとクヌギなどの落葉広葉樹を主体とする明るい雑木林

コナラとクヌギなどを主体とする明るい林を目指す。萌芽更新を含めた適正な植生管理を行い、管理の行き届いた雑木林として復元することで周辺一帯の森を良好な自然環境として保全していく。常緑樹・ツル植物の除伐を行い、定期的な下草刈りを実施する。希少種は保全・育成に努める。早春に目を楽しませてくれるヤマツツジやウグイスカグラ等は保全し、26号地のオヤマボクチは現状の個体維持を目指す。34号地はホタルの生息地に隣接する山林であることから現状維持を優先し、大きな改変のないように努める。

所在地

所沢市三ヶ島二丁目

面 積

3468㎡

取得日

2013年6月10日

取得金額

12,138,000円