2010年10月28日
トトロの森13号地誕生

ここは、北に向かってなだらかに低くなっている雑木林です。クヌギやコナラ、エノキなどが生育していますが、モウソウチクが進出しつつあります。
林床には、数は少ないものの埼玉県の絶滅危惧Ⅱ種(絶滅の危険が増大している種)に指定されたカタクリが確認されています。カタクリの生育地は、埼玉県側の狭山丘陵ではわずか数箇所になってしまったと考えられます。

◆トトロの森13号地の概要

この土地は、埼玉県緑の森博物館(所沢分)及び(仮称)三ヶ島堀之内公園計画構想地の近くに位置しています。このあたりは、雑木林と畑が適度に入り混じる風景が広がっており、狭山丘陵の中でもすばらしい景観を示すところの一つと言えます。また、隣接する「山之神神社」のたたずまいはまさに映画「となりのトトロ」の風景を彷彿とさせる雰囲気があります。
また、貴重な植物であるカタクリの生育地であることも、この土地の取得を決めた理由の一つです。
地権者の方からは、高齢によりヤマの管理ができなくなったので、カタクリをしっかり守ってくれる団体に保全管理をしてほしいという申し出がありました。こうした思いにしっかりと応えていきたいと思います。<br/ > カタクリにとってモウソウチクの繁茂は好ましくない環境ですので、今後はボランティアグループの協力を得て、カタクリの盗掘防止のための対策を図るとともに適切な日照条件などをとりもどすために必要な作業を行っていきます。

◆トトロの森13号地の管理方針

カタクリの生育に適した明るい雑木林をめざす

アオキ、ヒサカキなどの常緑樹やモウソウチク、シュロは除伐する

コナラやシデ類を主体とした雑木林として維持する

落ち葉の採取は、カタクリの生育に支障のない範囲で行う

所在地

埼玉県所沢市掘之内

面 積

1443㎡

取得日

2010年10月28日

取得金額

5,815,290円