トトロの森の紹介

トラスト取得地(ナショナル・トラストについて)

ナショナル・トラストで取得したトラスト取得地のご紹介です。

ナショナル・トラストとは

ナショナル・トラストとは、市民や企業から会費や寄付を募って美しい自然や歴史的建造物などを買い取り、将来に引き継いでいく運動のこと。野生の生きものやその住みか、歴史的な価値のある文化財などを確実に守ることができる方法で、1985年に英国ではじまりました。
トトロのふるさと財団では、1990年から土地を買い取るナショナル・トラスト活動を始めましたが都心に近い狭山丘陵は地価が高く、決して広い面積を取得できているわけではありません。しかしそれでも、市民による保全活動を広く社会にアピールすること、私たちの活動を端緒により広い面積が保全されることを目指しています。
トトロの森・狭山丘陵を守るためには、長い時間とたくさんのお金がかかります。

今まで、土地を買うためのトラスト基金に全国からたくさんの寄付を寄せていただきました。
あなたも「トトロの森」を守る仲間になってください!
ナショナル・トラストの森林風景
これまでに寄せられた寄付の合計(1990~2011/3/31現在)
あなたの寄付がそのまま「トトロの森」になります!
いただいた寄付は土地を買うために積み立てています。
393,355,952円
(寄付者総数15,306人 寄付件数30,255件)

ナショナル・トラスト「トトロの森」が伝えるもの

トラスト運動は、土地をどれくらい買ったとか、寄付金がどれだけ集まったといって終わりになるものではありません。
将来にわたり取得した土地を守り、また緑や文化財を守ることの大切さを次世代に伝えていかなければならないものなのです。
2008年秋には、米国でチャリティオークションを開催した「Totoro Forest Project」より多額の寄付をいただき、これにより新しくトトロの森7・8号地を取得することができました。
次世代の子供たちのために、できることは何か。多くの人の想いが地球規模での気運となり潮流となりつつあります。トトロの森はその象徴であり、そして希望でもあるのです。
ナショナル・トラストの入口の写真
このナショナル・トラストの手法で買い取られた「トトロの森」それぞれについてご紹介します。
トトロの森1号地
1990年に発足した「トトロのふるさと基金委員会」が取得した初めてのトラスト地です。
コナラやヒノキを主体とした雑木林で、「狭山丘陵いきものふれあいの里スポット2(虫たちの森)」や「さいたま緑のトラスト基金トラスト2号地」に隣接していますが、急な斜面に太いヒノキなどが密生しているため、暗い雰囲気の場所になっています。
この森の周囲は一面の雑木林で、クヌギ、コナラ、ヤマザクラ、エゴノキ、イヌシデ、アカマツなど、いわゆる武蔵野の雑木林を代表する樹木がほとんどそろっており、林床にはカントウカンアオイも見られます。
取得当時は3mほどもあるアズマネザサで覆われていましたが、ボランティアの方々により刈り払われ、今ではかなり雑木林らしくなりました。

PDFファイルトトロの森1号地のガイド(PDF形式:768KB/2ページ)

トトロの森1号地の写真
トトロの森1号地の管理方針
  • ・ここには大きな杉やクヌギがあるので、周囲の雑木林と調和のとれた大きな木が残る林にする。
  • ・アズマネザサや実生の常緑樹などの下草は刈り払い、荒れた雑木林にはしない。
  • ・多くの市民が散策に訪れるので、安全に配慮して管理作業をする。
トトロの森1号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市上山口雑魚入351
  • 面積:1183㎡
  • 取得日:1991年8月8日
  • 取得価格:約6,400万円
トトロの森2号地
「トトロのふるさと基金委員会」で取得したトラスト第2号地です。
狭山丘陵の東の端の鳩峰公園に隣接しており、「狭山丘陵いきものふれあいの里スポット4(雑木の森)」の中にあります。
コナラ・クヌギやアカマツなどを主体とした典型的な武蔵野の明るい雑木林です。
遊歩道に面した一角には野外テーブルとベンチがあり、新緑の季節には渡り途中の夏鳥や春の山野草などを観察しながらゆっくりと休憩ができます。
現在、ボランティアの方々で下草刈りなどの管理作業を継続しています。送電線の下は、樹木を一部伐採し萌芽更新をするとともに、小学校で育てたどんぐりの苗を植える環境教育の場としています。

PDFファイルトトロの森2号地のガイド(PDF形式:414KB/1ページ)

トトロの森2号地の写真
トトロの森2号地の管理方針
  • ・雑木林として活用するために、一部萌芽更新をする。
  • ・近隣の小学校の環境教育の場として活用する。
  • ・下草刈りや落ち葉はきを行い、堆肥など農地に活用する。
トトロの森2号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市大字久米字八幡越2375・2376
  • 面積:1712㎡
  • 取得日:1996年4月10日
  • 取得価格:約5600万円
トトロの森3号地
トトロの森3号地は、「トトロのふるさと基金」が「財団法人 トトロのふるさと財団」になって 初めて取得したナショナルトラスト用地です。
コナラやヒノキを主体とした雑木林で、1991年に取得した「トトロの森1号地」に続く道の入り口にあたります。
ボランティアの方々による管理作業で、ヒノキや枯れたアカマツを伐採し、明るい雑木林に戻りました。しかし、取得以前に長い間管理作業がされず荒れていたためか、花の咲く植物が生えてきません。原因はどこにあるのか調査中です。

PDFファイルトトロの森3号地のガイド(PDF形式:768KB/2ページ)

トトロの森3号地の写真
トトロの森3号地の管理方針
  • ・管理の行き届いた明るい雑木林にする。
  • ・ヒノキはある程度残して、里山管理に必要が生じたとき伐採して活用する。
トトロの森3号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市上山口チカタ253-2
  • 面積:1252㎡
  • 取得日:1998年5月26日
  • 取得価格:約2,000万円
トトロの森4号地
ここは、狭山湖を取り囲む周囲道路(通称)に面し、以前は豊かな緑地が続いていました。しかし近年、資材置き場や作業場、残土置き場といった小規模に林を切り開く開発が増加し、このあたりの緑は少しずつ少なくなってきています。
そこで、私たちはこういった状況を少しでもくい止めるため、この土地の取得を決めました。
取得した当初、竹が生い茂り、斜面下は栗林となっていました。竹(モウソウチク)が、コナラの雑木林に後から入り込み、コナラを枯らせてしまったようです。現在、ボランティアによる継続的な竹の間引き作業で、明るい竹林になってきました。間引いた竹は、炭焼きをして竹炭として、管理作業のときに活用しています
また、2003年3月23日に、明るい雑木林にしていくため、コナラとクヌギの苗を会員・寄付者の方々と植樹しました。このイベントは、土地取得(2001年)の際に開催した「トトロの森4号地見学会」で拾ったどんぐりを参加者の自宅で育て、その苗を植えもどすというものでした。現在、植えられた苗は元気に育ち、2007年3月には、移植して定植するまでになりました。

PDFファイルトトロの森4号地のガイド(PDF形式:424KB/2ページ)

トトロの森4号地の写真
トトロの森4号地の管理方針
  • ・モウソウチク林は、間引きをし、管理の行き届いた明るい竹林にする。
  • ・栗は枯れたものから伐採し、いずれ、コナラの雑木林に変える。
  • ・コナラの苗を育てるために草刈をする。
トトロの森4号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市三ケ島1丁目395
  • 面積:約 1,173㎡
  • 取得日:2001年5月23日
  • 取得価格:約820万円
トトロの森5号地
ここは、埼玉県がすすめている「緑の森博物館」の事業計画地に含まれていますが、地主さんに相続などの問題がおこっても埼玉県では買い取ることが難しい状況とわかりました。
財団ではこの5号地を取得することで、確実な保全策を行政とともに考えていきます。取得当時、林床にはササが生い茂ってはいるものの、細い樹木の多い若い林であることがわかりました。現在は、ボランティアによる継続的な下草刈りで雑木林らしくなりました。しかし、奥まった場所であるため、ゴミの不法投棄がひどく、毎年ゴミ拾いをしています。

PDFファイルトトロの森5号地のガイド(PDF:728KB/2ページ)

トトロの森5号地の写真
トトロの森5号地の管理方針
  • 緑の森博物館としての事業計画と一緒に考えることが必要ですが、行政の計画がすすまず、管理方針も立っていません。当面は、アズマネザサの刈り払いを続け、いずれは、周辺の雑木林や湿地と一帯で、管理の方法を考えていきます。
トトロの森5号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市大字堀之内133、134
  • 面積:3935㎡
  • 取得日:2003年10月29日
  • 取得価格:約2000万円
トトロの森6号地
6号地は、開発が進む狭山丘陵の東部地域にあり、住宅地の中に残った貴重な樹林地の一部です。
南側に隣接しているところは、すでに広い住宅地となっています。北側から西にかけては、東京都水道局の管が通るアルペンロードで、菩提樹田んぼに続く樹林地が残っています。
ここは斜面の急な土地で、大きく育ったクヌギが多いのが特徴です。以前は落ち葉はきをして堆肥に使っていたことがうかがわれます。
今まで、管理があまりされていなかったため、下草も生い茂っている状況ですが、周辺の子供たちの遊び場にもなっているため、地域の人たちとも協力しながら、明るい雑木林になるように管理していきたいと考えています。
現在は、6号地の半分は下草を刈り、明るい雑木林になりました。残りの部分の管理計画を検討しています。

PDFファイルトトロの森6号地のガイド(PDF形式:1.2MB/2ページ)

トトロの森6号地の写真
トトロの森6号地の管理方針
  • ・明るい雑木林を維持する。
  • ・子供が遊ぶことができる雑木林にする。
  • ・残っている部分は生物多様性に配慮した管理を行う。
トトロの森6号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市大字山口字狢入2627-1他
  • 面積:3873㎡
  • 取得日:2003年10月29日
  • 取得価格:約1900万円
トトロの森7号地
7号地は、所沢市が最終処分場建設候補地としていた、北野の谷戸の中に位置しています。藍段はこの狭山丘陵に残された貴重な谷戸を候補地から外すよう、行政に要望してきました。谷戸の中の土地は農地として登記されているところが多く、財団は取得することができませんでした。そこで財団がトラストできる山林を取得することで最終処分場の建設を食い止めようと、3年前から地権者の方との交渉を重ねてきました。
最終処分場は「狭山丘陵の自然公園内には建設できない」という県の方針によって見送られましたが、谷戸の景観と豊かな生態系を保全するためにトラストの交渉は続けられました。
また2007年より「北野の谷戸の集い」を継続的に開催し、地元の方々の協力のもと、この北野の谷戸に田んぼを復活させ、里山の景観を取り戻す取り組みが始まっています。そのような中、地権者の方に谷戸の保全にご理解をいただくことができ、交渉がまとまり7号地の取得に至りました。現在は竹が生い茂っていますが昔はいわゆる雑木林(ヤマ)であたようです。今後は植生調査ののち管理方針を検討し、北野の谷戸の保全におけるシンボル的な場所にしたいと考えています。

PDFファイルトトロの森7号地のガイド(PDF形式:768MB/2ページ)

トトロの森7号地の写真
トトロの森7号地の管理方針
  • ・モウソウチクを間伐し密度を下げる
  • ・林床の植生の多様性を高める
トトロの森7号地の概要
  • 狭山丘陵に残された貴重な谷戸の保全のため取得しました
  • ※案内板は現在作成中です
  • 場所:埼玉県所沢市北野南2丁目28番45,46
  • 面積:1151㎡
  • 取得日:2008年11月14日
  • 取得金額:約930万円
トトロの森8号地
8号地は、所沢市椿峰から上山口、雑魚入りの雑木林に向かう入口に位置しています。この雑魚入り築にはトトロの森1・3号地のほか、埼玉県のトラスト2号地や所沢市の公有地が広がり、樹林地を形成しています。その一方でこの周辺は、資材置き場や住宅の建設といった開発に侵食されつつあるところでもあります。
ここでのトラスト地取得は、今後、まとまった雑魚入りの緑地周辺が小規模に開発されてしまうのを防ぐことも目的としています。
この周辺には、管理された美しい雑木林もまだまだ残されています。周辺一帯を保全していくことも今後の課題です。

PDFファイルトトロの森8号地のガイド(PDF形式:768MB/2ページ)

トトロの森8号の写真
トトロの森8号地の概要
  • 上山口、雑魚入り地区のまとまった緑の保全のため取得しました
  • ※案内板は現在作成中です
  • 場所:埼玉県所沢市北野南1丁目20番49
  • 面積:1179㎡
  • 取得日:2008年11月14日
  • 取得金額:約820万円
トトロの森9号地
9号地は、面積にすると100㎡にも満たない、バブルの折に開発され、宅地として分譲された土地の一部です。
ここは、住宅を建てることのできない市街化調整区域です。それにもかかわらず造成され、ゆくゆくは住宅建築が可能になるという触れ込みで売りに出されました。
今回財団にこの土地を譲ってくださった地権者の方もそれを信じ購入したものの、住宅建築はかなうことのないまま高齢になり、毎年の草刈などの手入れが難しくなっておられました。そこで、この地権者の方が市役所に相談に来られたところに財団が紹介され、交渉の末、9号地の取得に至りました。
狭山丘陵には、このような開発地やゴミの投棄された場所なども数多く存在します。多くは資材置き場などになっていますが、最近では放置されていることも珍しくありません。そのような小さな土地も、財団はトラスト地として確保し、丘陵の緑の回復に努めていきます。

PDFファイルトトロの森9号地のガイド(PDF形式:1.2MB/2ページ)

トトロの森9号地の写真
トトロの森9号地の概要
  • 資材置き場などの拡散を防ぎ緑地を回復するために取得しました
  • ※案内板は現在作成中です
  • ※足場が崩れる恐れがあり危険なため、立ち入りはご遠慮ください
  • 住所:埼玉県所沢市三ヶ島1丁目410番13、14
  • 面積:104㎡
  • 取得日:2008年11月26日
  • 取得金額:約10万円
トトロの森10号地
所沢市三ヶ島にあるトトロの森4号地。この近くに、財団と協力関係にあるボランティア組織(ゆめとこファーム)が落ち葉掃きなどを行なっていた雑木林がありました。この林の地権者の方は、高齢のため自分では管理ができなくなってしまったものの、ヤマは残したいという想いをお持ちでした。
そんな折、この地権者の方がトトロのふるさと財団の活動を知り、雑木林を買い取ってほしいと財団に申し入れてくださったのです。
私たちは、美しい里山の風景を残していくためにここを購入し、トトロの森として保全していきたいという意向で地権者の方と話し合いました。緑を残していきたいという地権者の方の想いと財団の意向が合致し、トトロの森10号地として取得することができました。狭山丘陵は、核となる場所が水源涵養林として保全されているとはいえ、今もあちらこちらで緑が失われつつあります。私たちは、狭山丘陵の緑を後世に遺していくために、これからも取り組んでいきます。。

PDFファイルトトロの森10号地のガイド(PDF形式:1.2MB/2ページ)

トトロの森10号地の写真
トトロの森10号地の概要
  • トトロの森4号地・9号地に近く、一帯の緑地として保全するために取得しました
  • ※案内板は現在作成中です/li>
  • 住所:埼玉県所沢市三ヶ島1丁目379番
  • 面積:1349㎡
  • 取得日:2009年5月19日
  • 取得金額:約540万円
トトロの森11号地
この土地は、北野の谷戸を構成する北向き斜面に位置し、湿地をはさんだ向かい側にはトトロの森7号地があります。
北野の谷戸は、かつて所沢市の最終処分場建設候補地となり、埋め立てられなくなろうとしていました。市民の反対運動もあり、処分場建設は見送られましたが、その後も財団では残されたこの谷戸の保全に取り組んできました。
谷戸の自然環境の豊かさや保全の方策を地元の方とともに学ぶ「北野の谷戸のつどい」や自然環境調査を継続的に実施し、昨年12月には北野の谷戸保全プロジェクトを始動。かつての水田を復元して、かつての谷戸の風景を取り戻すとともに、トンボやカエルなどの生きものがよみがえる環境の整備を目的としています。

PDFファイルトトロの森11号地のガイド(PDF形式:768MB/2ページ)

トトロの森11号地の写真
トトロの森11号地の概要
  • コナラやアカマツ、エゴノキ、スギなどが育成する植生の豊かな雑木林です。この土地は北野の谷戸を構成する北向き斜面に位置し、湿地をはさんだ向かい側にはトトロの森7号地があります。
    現在取り組んでいる北野の谷戸の保全プロジェクトの活動に弾みをつけることができると考え、地権者のご理解とご協力のもとに取得しました。この森の豊かな自然環境の保全を第一に考え、ボランティアの方とともに適切な管理作業を行なっていきたいと思っています。
  • 住所:埼玉県所沢市北野南2丁目28-13
  • 面積:2386㎡
  • 取得日:2010年1月25日
  • 取得金額:約1425万円
トトロの森12号地
この土地は、所沢市北中から東狭山ヶ丘にかけて広がる平地林の一角を占めており、埼玉県が指定した「北中・水野の森ふるさと景観地」に隣接しています。この土地を含む広大な雑木林と畑の組み合わせによって、北中の地域にはなつかしいふるさと武蔵野の風景が今に残されています。
今回、私たちは、狭山丘陵周辺に広がる貴重な武蔵野の雑木林の保全が推進されることを願って、この土地を取得することにしました。
なお、この土地の隣接地にはかつて大きな墓地の計画が立てられたことから、地元の方々を中心とした反対運動が起こり、私たちもそれに協力してきました。現在では事実上墓地計画は頓挫していますが、まだ計画の取り下げにまでは至っておりません。この土地を私たちが取得することにより、墓地計画が完全に白紙になることを期待しています。
トトロの森12号地の写真
トトロの森12号地の概要
  • コナラ、エゴノキ、ミズキなどが生育する比較的若い雑木林です。キビタキやヤマガラなどの野鳥が生息しているほか、ミヤマセセリやコツバメなどの蝶も見られます。また、周辺の森ではオオタカやフクロウの営巣が確認されています。
    この土地を含む平地林の豊かな自然環境を保全するために、地域の方々がメンバーとなったボランティアグループの協力を得て、雑木林の適切な保全管理作業を行っていきます。
  • 住所:埼玉県所沢市北中四丁目455番
  • 面積:5168㎡
  • 取得日:2010年6月14日
  • 取得金額:約3650万円
トトロの森13号地
ここは、北に向かってなだらかに低くなっている雑木林です。クヌギやコナラ、エノキなどが生育していますが、モウソウチクが進出しつつあります。
林床には、数は少ないものの埼玉県の絶滅危惧Ⅱ種(絶滅の危険が増大している種)に指定されたカタクリが確認されています。このカタクリは、埼玉県側の狭山丘陵ではわずか数箇所になってしまったと考えられます。
トトロの森13号地の写真
トトロの森13号地の概要
  • この土地は、埼玉県緑の森博物館(所沢分)及び(仮称)三ヶ島堀之内公園予定地の近くに位置しています。このあたりは、雑木林と畑が適度に入り混じる風景が広がっており、狭山丘陵の中でもすばらしい景観を示すところの一つと言えます。また、隣接する「山之神神社」のたたずまいはまさに映画「となりのトトロ」の風景を彷彿とさせる雰囲気があります。
    また、貴重な植物であるカタクリの生育地であることも、この土地の取得を決めた理由の一つです。
    地権者の方からは、高齢によりヤマの管理ができなくなったので、カタクリをしっかり守ってくれる団体に保全管理をしてほしいというお申し出がありました。こうした思いにしっかりと応えていきたいと思います。
    カタクリにとってモウソウチクの繁茂は好ましくない環境ですので、今後はボランティアグループの協力を得て、カタクリの盗掘防止のための対策を図るとともに適切な日照条件などをとりもどすために必要な作業を行っていきます。
  • 住所:埼玉県所沢市掘之内472
  • 面積:1443㎡
  • 取得日:2010年10月28日
  • 取得金額:約582万円
トトロの森14号地
トトロの森14号地は、狭山丘陵を水源とする砂川掘が、小手指ヶ原古戦場を流れ下る途中にある小さな河畔林です。
大きなクヌギやコナラ、ミズキ、アカシデなどが生育しています。
トトロの森14号地の写真
トトロの森14号地の概要
  • 砂川掘は、自然護岸を保った河川です。水源の「堂入りの池」から国道463号線誓詞橋を超えるところまで、延長3.5キロほどの部分では、広々とした畑の中を時には蛇行しながら流れ下り、河岸には今でも豊かな樹林を残しています。
    人の手が加わらずに自然護岸のまま残された河川は狭山丘陵周辺では今では貴重になってしまいました。
    また、河畔林の緑地は野鳥などの生きものの移動経路として狭山丘陵の自然の豊かさを高めています。
    今後は砂川掘およびその流域の保全に取り組んでいる市民団体「砂川流域ネットワーク」の協力を得て現況把握調査を行うとともに、植物の生育環境の改善を図っていきます。
  • 住所:埼玉県所沢市北野3丁目6番12
  • 面積:336㎡
  • 取得日:2011年1月27日
  • 取得金額:200万円
トトロの森15号地
トトロの森15号地は、トトロの森3号地に隣接する、西向きの明るい雑木林です。
コウヤボウキやヤクシソウ、センニンソウなどの植物が林床を彩ります。
トトロの森15号地の写真
トトロの森15号地の概要
  • この森はこれまで、「チカタの森」として「NPO法人チカタの景観を考える会」(2011年に解散)が適切に管理を行ってきたことにより、豊かな里山の雑木林の景観が保たれてきました。 今年6月、この土地の地権者の方から基金に対して土地の無償寄付の申し出をいただきました。トトロの森3号地と相まって、周辺一帯の良好な環境を維持する上で必要な緑地であると考え、寄付の受け入れを決議しました。 私たちにとって、寄付による土地の取得は今回が初めての事例になります。また、公益財団法人に移行して最初のトラスト地の取得となります。
  • ※案内板は現在作成中です。
  • 住所:埼玉県所沢市上山口字チカタ251番2
  • 面積:1247㎡
  • 取得日:2011年10月300日
  • 取得金額:無償寄付

本ウェブサイトのPDFファイルをご覧になるためにはAdobe Readerが必要です。お持ちでない方は右側のアイコンよりダウンロード(無料)してご利用下さい。

Adobe Reader