トトロの森の紹介

トラスト取得地(ナショナル・トラストについて)

ナショナル・トラストで取得したトラスト取得地のご紹介です。

ナショナル・トラストとは

ナショナル・トラストとは、市民や企業から寄付を募って美しい自然や歴史的建造物などを買い取り、将来に引き継いでいく運動のこと。野生の生きものやその住みか、歴史的な価値のある文化財などを確実に守ることができる方法で、1985年に英国ではじまりました。
トトロのふるさと基金では、1990年から土地を買い取るナショナル・トラスト活動を始めましたが、都心に近い狭山丘陵は地価が高く、決して広い面積を取得できているわけではありません。しかしそれでも、市民による保全活動を広く社会にアピールすること、私たちの活動を端緒により広い面積が保全されることを目指しています。
トトロの森・狭山丘陵を守るためには、長い時間とたくさんのお金がかかります。

今まで、土地を買うためのトラスト基金に全国からたくさんの寄付を寄せていただきました。
あなたも「トトロの森」を守る仲間になってください!
ナショナル・トラストの森林風景
これまでに寄せられた寄付金の合計(1990~2013/3/31現在)
[ 「トトロの森基金」への寄付金はそのまま、森を買い取る費用に充てられます。
いただいた寄付は土地を買うために積み立てています。
416,982,655円

ナショナル・トラスト「トトロの森」が伝えるもの

トラスト運動は、土地をどれくらい買ったとか、寄付金がどれだけ集まったといって終わりになるものではありません。
将来にわたり取得した土地を守り、また緑や文化財を守ることの大切さを次世代に伝えていかなければならないものなのです。
次世代の子供たちのために、できることは何か。多くの人の想いが地球規模での気運となり潮流となりつつあります。トトロの森はその象徴であり、そして希望でもあるのです。
ナショナル・トラストの入口の写真
このナショナル・トラストの手法で買い取られた「トトロの森」それぞれについてご紹介します。
トトロの森1号地
1990年に発足した「トトロのふるさと基金委員会」が取得した初めてのトラスト地です。
コナラやスギを主体とした雑木林で、「狭山丘陵いきものふれあいの里スポット2(虫たちの森)」や「さいたま緑のトラスト基金トラスト2号地」に隣接していますが、急な斜面に太いスギなどが生育しているため、落ち着いた雰囲気の場所になっています。
この森の周囲は一面の雑木林で、クヌギ、コナラ、ヤマザクラ、エゴノキ、イヌシデ、アカマツなど、いわゆる武蔵野の雑木林を代表する樹木がほとんどそろっており、林床にはカントウカンアオイも見られます。
取得当時は2mほどもあるアズマネザサで覆われていましたが、ボランティアの方々の管理活動により刈り払われ、今では雑木林としての美しさがよみがえっています。

PDFファイルトトロの森1号地のガイド(PDF形式:768KB/2ページ)

トトロの森1号地の写真
トトロの森1号地の管理方針
  • ・ここには大きな杉やクヌギがあるので、周囲の雑木林と調和のとれた大きな木が残る林にする。
  • ・アズマネザサや実生の常緑樹などの下草は刈り払い、荒れた雑木林にはしない。
  • ・多くの市民が散策に訪れるので、安全に配慮して管理作業をする。
トトロの森1号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市上山口雑魚入351
  • 面積:1183㎡
  • 取得日:1991年8月8日
  • 取得価格:64,407,800円
トトロの森2号地
「トトロのふるさと基金委員会」で取得したトラスト第2号地です。
狭山丘陵の東の端の鳩峰公園に隣接しており、「狭山丘陵いきものふれあいの里スポット4(雑木の森)」の中にあります。
コナラ・クヌギやアカマツなどを主体とした典型的な武蔵野の明るい雑木林です。
遊歩道に面した一角には野外テーブルとベンチがあり、新緑の季節には渡り途中の夏鳥や春の山野草などを観察しながらゆっくりと休憩ができます。
現在、ボランティアの方々で下草刈りなどの管理作業を継続しています。送電線の下は、樹木を一部伐採し萌芽更新をするとともに、小学校で育てたどんぐりの苗を植える環境教育の場としています。

PDFファイルトトロの森2号地のガイド(PDF形式:414KB/1ページ)

トトロの森2号地の写真
トトロの森2号地の管理方針
  • ・雑木林として活用するために、一部萌芽更新をする。
  • ・近隣の小学校の環境教育の場として活用する。
  • ・下草刈りや落ち葉はきを行い、堆肥として農地に活用する。
トトロの森2号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市大字久米字八幡越2375・2376
  • 面積:1712㎡
  • 取得日:1996年4月10日
  • 取得価格:56,300,000円
トトロの森3号地
トトロの森3号地は、「トトロのふるさと基金」が「財団法人 トトロのふるさと財団」になって 初めて取得したトラスト地です。
コナラやヒノキを主体とした雑木林で、1991年に取得した「トトロの森1号地」に続く道の入り口にあたります。
ボランティアの方々による管理作業で、ヒノキや枯れたアカマツを伐採し、明るい雑木林に戻りました。2011年に取得したトトロの森15号地と一体となった雑木林として管理しています。

PDFファイルトトロの森3号地のガイド(PDF形式:768KB/2ページ)

トトロの森3号地の写真
トトロの森3号地の管理方針
  • ・管理の行き届いた明るい雑木林にする。
  • ・ヒノキはある程度残して、里山管理に必要が生じたとき伐採して活用する。
トトロの森3号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市上山口チカタ253-2
  • 面積:1252㎡
  • 取得日:1998年5月26日
  • 取得価格:20,000,000円
トトロの森4号地
ここは、狭山湖を取り囲む(通称)周囲道路に面し、以前は豊かな緑地が続いていました。しかし近年、資材置き場や作業場、残土置き場といった小規模に林を切り開く開発が増加し、このあたりの緑は少しずつ少なくなってきています。
そこで、私たちはこういった状況を少しでもくい止めるため、この土地の取得を決めました。
取得した当初、竹が生い茂り、斜面下は栗林となっていました。竹(モウソウチク)が、コナラの雑木林に後から入り込み、コナラを枯らせてしまったようです。現在、ボランティアによる継続的な竹の間引き作業で、明るい竹林になってきました。間引いた竹は、炭焼きをして竹炭として、管理作業のときに活用しています
また、2003年3月23日に、明るい雑木林にしていくため、コナラとクヌギの苗を会員・寄付者の方々と植樹しました。このイベントは、土地取得(2001年)の際に開催した「トトロの森4号地見学会」で拾ったどんぐりを参加者の自宅で育て、その苗を植えもどすというものでした。現在、植えられた苗は元気に育ち、2007年3月には、移植して定植するまでになりました。

PDFファイルトトロの森4号地のガイド(PDF形式:424KB/2ページ)

トトロの森4号地の写真
トトロの森4号地の管理方針
  • ・モウソウチク林は、間引きをし、管理の行き届いた明るい竹林にする。
  • ・栗は枯れたものから伐採し、いずれ、コナラの雑木林に変える。
  • ・コナラの苗を育てるために草刈をする。
トトロの森4号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市三ケ島1丁目395
  • 面積:約 1,173㎡
  • 取得日:2001年5月23日
  • 取得価格:8,196,367円
トトロの森5号地
ここは、埼玉県がすすめている「緑の森博物館」の事業計画地に含まれていますが、地主さんに相続などの問題がおこっても埼玉県では買い取ることが難しい状況とわかりました。
私たちはこの5号地を取得することで、確実な保全策を行政とともに考えていきます。取得当時、林床にはササが生い茂ってはいるものの、細い樹木の多い若い林であることがわかりました。現在は、ボランティアによる継続的な下草刈りで雑木林らしくなりました。2013年には森の一部で萌芽更新のための伐採作業を実施しました。

PDFファイルトトロの森5号地のガイド(PDF:728KB/2ページ)

トトロの森5号地の写真
トトロの森5号地の管理方針
  • ・管理の行き届いた明るい落葉樹林
  • ・常緑樹の除伐や下草刈りを適宜実施し、日照が林床に広がる明るい森を目指す。
  • ・森の若返りや里山景観の復元を目的とした萌芽更新作業等も長期的に実施していく。
  • ・また、さいたま緑の森博物館内に位置するため、埼玉県の管理方針にも注視していく。
トトロの森5号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市大字堀之内133-1、134-1
  • 面積:3935㎡
  • 取得日:2003年10月29日
  • 取得価格:19,900,000円
トトロの森6号地
6号地は、開発が進む狭山丘陵の東部地域にあり、住宅地の中に残った貴重な樹林地の一部です。
南側の隣接地は、すでに広い住宅地となっています。北側から西にかけては、地中を東京都水道局の巨大な送水管が通るアルペンロードで、菩提樹田んぼに続く樹林地が残っています。
ここは斜面の急な山林で、大きく育ったクヌギが多いのが特徴です。以前は落ち葉はきをして堆肥に使っていたことがうかがわれます。
今まで、管理があまりされていなかったため、下草も生い茂っている状況ですが、周辺の子供たちの遊び場にもなっているため、地域の人たちとも協力しながら、明るい雑木林になるように管理していきたいと考えています。
現在は、6号地の半分は明るい雑木林になりました。残りの部分の管理計画を検討しています。

PDFファイルトトロの森6号地のガイド(PDF形式:1.2MB/2ページ)

トトロの森6号地の写真
トトロの森6号地の管理方針
  • ・明るい雑木林を維持する。
  • ・子供が遊ぶことができる雑木林にする。
  • ・残っている部分は生物多様性に配慮した管理を行う。
トトロの森6号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市大字山口字狢入2627-1、2630-1、2632-2、2633-1、-2
  • 面積:3873㎡
  • 取得日:2003年10月29日
  • 取得価格:19,030,000円
トトロの森7号地
7号地は、所沢市がゴミの最終処分場建設候補地としていた、北野の谷戸の中に位置しています。トトロのふるさと基金は狭山丘陵に残された貴重な谷戸を候補地から外すよう、行政に要望してきました。谷戸の中の土地は農地として登記されているところが多く、私たちは取得することができませんでした。そこで私たちがトラストできる山林を取得することで最終処分場の建設を食い止めようと、地権者の方との交渉を重ねてきました。
最終処分場は「狭山丘陵の自然公園内には建設できない」という県の方針によって見送られましたが、谷戸の景観と豊かな生態系を保全するためにトラスト地取得の交渉は続けられました。
地元の方々の協力のもと、北野の谷戸に田んぼを復活させ、里山の景観を取り戻す取り組みが始まっています。そのような中、地権者の方に谷戸の保全にご理解をいただくことができ、交渉がまとまり7号地の取得に至りました。現在は竹が生い茂っていますが昔はいわゆる雑木林(ヤマ)であったようです。北野の谷戸の保全におけるシンボル的な場所にしたいと考えています。

PDFファイルトトロの森7号地のガイド(PDF形式:768MB/2ページ)

トトロの森7号地の写真
トトロの森7号地の管理方針
  • ・モウソウチクを間伐し密度を下げる
  • ・林床の植生の多様性を高める
トトロの森7号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市北野南2丁目28-45、46
  • 面積:1151㎡
  • 取得日:2008年11月14日
  • 取得金額:9,300,000円
トトロの森8号地
8号地は、所沢市椿峰から上山口、雑魚入りの雑木林に向かう入口に位置しています。この雑魚入り地区にはトトロの森1・3号地のほか、埼玉県のトラスト2号地や所沢市の公有地が広がり、樹林地を形成しているところです。この周辺は、資材置き場や住宅の建設といった開発に侵食されつつあるところでもありますので、ここでのトラスト地取得は、この周辺に残された、管理された美しい雑木林を保全していく目的をもっています。

PDFファイルトトロの森8号地のガイド(PDF形式:768MB/2ページ)

トトロの森8号の写真
トトロの森8号地の管理方針
  • ・ニセアカシアを除伐する
  • ・立ち枯れ、倒木の整理を適宜行なう
  • ・資材置き場と接する東側は境界に沿って2~3m混み合った状態を残す
  • ・住宅側は境界から1mの幅は空け、枝が住宅にかからないよう剪定する
トトロの森8号地の概要
  • 場所:埼玉県所沢市北野南1丁目20-49
  • 面積:1179㎡
  • 取得日:2008年11月14日
  • 取得金額:8,201,250円
トトロの森9号地
9号地は、面積にすると100㎡にも満たない、バブルの折に開発され、宅地として分譲された土地の一部です。
ここは、住宅を建てることのできない市街化調整区域です。それにもかかわらず造成され、ゆくゆくは住宅建築が可能になるという触れ込みで売りに出されました。
今回私たちにこの土地を売ってくださった地権者の方もそれを信じ購入したものの、住宅建築はかなうことのないまま高齢になり、毎年の草刈などの手入れが難しくなっていました。そこで、この地権者が市役所に相談にいき、私たちが紹介され、交渉の末、9号地の取得に至りました。
狭山丘陵には、このような開発地やゴミの投棄された場所なども数多く存在します。多くは資材置き場などになっていますが、最近では放置されていることも珍しくありません。そのような小さな土地を、私たちはトラスト地として確保し、丘陵の緑の回復に努めていきます。

PDFファイルトトロの森9号地のガイド(PDF形式:1.2MB/2ページ)

トトロの森9号地の写真
トトロの森9号地の管理方針
  • ・当面は草原状態を保つ
  • ・初夏と秋に下草刈りを行う
トトロの森9号地の概要
  • 資材置き場などの拡散を防ぎ緑地を回復するために取得しました
  • ※案内板は現在作成中です
  • ※周囲の擁壁が崩れる恐れがあり危険なため、立ち入りはご遠慮ください
  • 住所:埼玉県所沢市三ヶ島1丁目410-13、14
  • 面積:104㎡
  • 取得日:2008年11月26日
  • 取得金額:100,000円
トトロの森10号地
所沢市三ヶ島に、私たちと協力関係にあるボランティア組織『ゆめとこファーム』が落ち葉掃きなどを行なっていた雑木林がありました。この林の地権者の方は、高齢のため自分では管理ができなくなってしまったものの、ヤマは残したいという想いをお持ちでした。
そんな折、この地権者の方がトトロのふるさと基金の活動を知り、雑木林を買い取ってほしいと申し入れたのです。
緑を残していきたいという地権者の想いと基金の意向が合致し、トトロの森10号地として取得することができました。狭山丘陵は、今もあちらこちらで緑が失われつつあります。私たちは、狭山丘陵の緑を後世に遺していくために、これからもナショナル・トラスト活動に取り組んでいきます。

PDFファイルトトロの森10号地のガイド(PDF形式:1.2MB/2ページ)

トトロの森10号地の写真
トトロの森10号地の管理方針
  • ・下草刈りと落ち葉掃きを行う
  • ・立ち枯れ、倒木の整理を適宜行う
  • ・道路に面している平地部分は畑地での利用を試みる
トトロの森10号地の概要
  • トトロの森4号地・9号地に近く、一帯の緑地として保全するために取得しました
  • 住所:埼玉県所沢市三ヶ島1丁目379-1
  • 面積:1349㎡
  • 取得日:2009年5月19日
  • 取得金額:5,400,000円
トトロの森11号地
この土地は、北野の谷戸を構成する北向き斜面に位置し、湿地をはさんだ向かい側にはトトロの森7号地があります。
北野の谷戸は、かつて所沢市の最終処分場建設候補地となり、埋め立てられ、なくなろうとしていました。市民の反対運動もあり、処分場建設は見送られましたが、その後もトトロのふるさと基金では残された谷戸の保全に取り組んできました。
谷戸の自然環境の豊かさや保全の方策を地元の方とともに学ぶ「北野の谷戸のつどい」や自然環境調査を継続的に実施し、2009年12月には北野の谷戸保全プロジェクトを始動。水田を復元して、かつての谷戸の風景を取り戻すとともに、トンボやカエルなどの生きものがよみがえる環境の整備を目指しています。

PDFファイルトトロの森11号地のガイド(PDF形式:768MB/2ページ)

トトロの森11号地の写真
トトロの森11号地の管理方針
  • ・コナラを主体とした落葉広葉樹林
  • ・農(北野の谷戸)とのつながりを実践した森
  • ・常緑樹の間伐や下草刈りを適宜実施し、下層植生の多様性を高めていく。
  • ・森の若返りや里山景観の復元を目的とした萌芽更新作業等も長期的に実施していく。
  • ・北野の谷戸に近い場所に立地しているため、農用林としての活用を進め、下草や落ち葉は北野の谷戸の堆肥として活用する。
  • ・下草刈りと落ち葉掃きを適宜行い、堆肥づくりを行う。
トトロの森11号地の概要
  • コナラやアカマツ、エゴノキ、スギなどが育成する植生の豊かな雑木林です。
    現在取り組んでいる北野の谷戸保全活動に弾みをつけることができると考え、地権者の理解と協力のもとに取得しました。この森の豊かな自然環境の保全を第一に考え、ボランティアの方とともに適切な管理作業を行なっていきます。
  • 住所:埼玉県所沢市北野南2丁目28-13
  • 面積:2386㎡
  • 取得日:2010年1月25日
  • 取得金額:14,250,000円
トトロの森12号地
この土地は、所沢市北中から東狭山ヶ丘にかけて広がる平地林の一角を占めており、埼玉県が指定した「北中・水野の森ふるさと景観地」となっています。広大な雑木林と畑の組み合わせによって、北中の地域にはなつかしい武蔵野の風景が今に残されています。
私たちは、狭山丘陵周辺に広がる貴重な武蔵野の雑木林の保全が推進されることを願って、この土地を取得することにしました。
なお、この土地の隣接地にはかつて大きな墓地の計画が立てられたことから、地元の方々を中心とした反対運動が起こり、私たちもそれに協力して保護活動をおこなってきました。

PDFファイルトトロの森12号地のガイド(PDF形式:488MB/1ページ)

トトロの森12号地の写真
トトロの森12号地の管理方針
  • ・管理の行き届いた多様性のある落葉広葉樹林をめざす
  • ・常緑樹の伐採、株立ち整理、下層植生の刈り払い、落ち葉掃きを行う
トトロの森12号地の概要
  • コナラ、エゴノキ、ミズキなどが生育する比較的若い雑木林です。キビタキやヤマガラなどの野鳥が生息しているほか、ミヤマセセリやコツバメなどの蝶も見られます。また、周辺の森ではオオタカやフクロウの営巣が確認されています。
    この土地を含む平地林の豊かな自然環境を保全するために、地域の方々がメンバーとなったボランティアグループの協力を得て、雑木林の適切な保全管理作業を行っていきます。
  • 住所:埼玉県所沢市北中四丁目455番
  • 面積:5168㎡
  • 取得日:2010年6月14日
  • 取得金額:36,505,000円
トトロの森13号地
ここは、北に向かってなだらかに低くなっている雑木林です。クヌギやコナラ、エノキなどが生育していますが、モウソウチクが進出しつつあります。
林床には、数は少ないものの埼玉県の絶滅危惧Ⅱ種(絶滅の危険が増大している種)に指定されたカタクリが確認されています。カタクリの生育地は、埼玉県側の狭山丘陵ではわずか数箇所になってしまったと考えられます。

PDFファイルトトロの森13号地のガイド(PDF形式:594MB/1ページ)

トトロの森13号地の写真
トトロの森13号地の管理方針
  • ・カタクリの生育に適した明るい雑木林をめざす
  • ・アオキ、ヒサカキなどの常緑樹やモウソウチク、シュロは除伐する
  • ・コナラやシデ類を主体とした雑木林として維持する
  • ・落ち葉の採取は、カタクリの生育に支障のない範囲で行う
トトロの森13号地の概要
  • この土地は、埼玉県緑の森博物館(所沢分)及び(仮称)三ヶ島堀之内公園計画構想地の近くに位置しています。このあたりは、雑木林と畑が適度に入り混じる風景が広がっており、狭山丘陵の中でもすばらしい景観を示すところの一つと言えます。また、隣接する「山之神神社」のたたずまいはまさに映画「となりのトトロ」の風景を彷彿とさせる雰囲気があります。
    また、貴重な植物であるカタクリの生育地であることも、この土地の取得を決めた理由の一つです。
    地権者の方からは、高齢によりヤマの管理ができなくなったので、カタクリをしっかり守ってくれる団体に保全管理をしてほしいという申し出がありました。こうした思いにしっかりと応えていきたいと思います。
    カタクリにとってモウソウチクの繁茂は好ましくない環境ですので、今後はボランティアグループの協力を得て、カタクリの盗掘防止のための対策を図るとともに適切な日照条件などをとりもどすために必要な作業を行っていきます。
  • 住所:埼玉県所沢市掘之内472
  • 面積:1443㎡
  • 取得日:2010年10月28日
  • 取得金額:5,815,290円
トトロの森14号地
トトロの森14号地は、狭山丘陵を水源とする砂川掘が、小手指ヶ原古戦場を流れ下る途中にある小さな河畔林です。
大きなクヌギやコナラ、ミズキ、アカシデなどが生育しています。
トトロの森14号地の写真
トトロの森14号地の管理方針
  • ・貴重な林床植物が生育する明るい雑木林をめざす
  • ・人の立ち入りを制限する措置や外来種の駆除などを行う
  • ・常緑樹の伐採や下層植生の刈り払いなどを行う
  • ・落ち葉の採取は、貴重な林床植物の生育に支障のない範囲で行う
トトロの森14号地の概要
  • 砂川掘は、自然護岸を保った河川です。水源の「堂入りの池」から国道463号線誓詞橋を超えるところまで、延長3.5キロほどの部分では、広々とした畑の中を時には蛇行しながら流れ下り、河岸には今でも豊かな樹林を残しています。
    人の手が加わらずに自然護岸のまま残された河川は狭山丘陵周辺では今では貴重になってしまいました。
    また、河畔林の緑地は野鳥などの生きものの移動経路として狭山丘陵の自然の豊かさを高めています。
    今後は砂川掘およびその流域の保全に取り組んでいる市民団体「砂川流域ネットワーク」の協力を得て現況把握調査を行うとともに、植物の生育環境の改善を図っていきます。
  • 住所:埼玉県所沢市北野3丁目6-12
  • 面積:336㎡
  • 取得日:2011年1月27日
  • 取得金額:2,000,000円
トトロの森15号地
トトロの森15号地は、トトロの森3号地に隣接する、西向きの明るい雑木林です。
コウヤボウキやヤクシソウ、センニンソウなどの植物が林床を彩ります。
トトロの森15号地の写真
トトロの森15号地の管理方針
  • ・管理の行き届いた明るい落葉樹林
  • ・隣接する3号地と同様に、常緑樹を伐採し、下草刈りを適宜行う。
  • ・土砂の流出の恐れがあるため、落ち葉掻きは行わない。
トトロの森15号地の概要
  • この森はこれまで、「チカタの森」として「NPO法人チカタの景観を考える会」(2011年に解散)が適切に管理を行ってきたことにより、豊かな里山の雑木林の景観が保たれてきました。 2011年6月、この土地の地権者の方から基金に対して土地の無償寄付の申し出をいただきました。トトロの森3号地と相まって、周辺一帯の良好な環境を維持する上で必要な緑地であると考え、寄付の受け入れを決議しました。 私たちにとって、寄付による土地の取得は今回が初めての事例になります。また、公益財団法人に移行して最初のトラスト地の取得となります。
  • 住所:埼玉県所沢市上山口字チカタ2-2
  • 面積:1248㎡
  • 取得日:2011年10月30日
  • 取得金額:無償寄付
トトロの森16号地
トトロの森16号地は、私たちが谷戸田の再生に取り組む北野の谷戸の北側の斜面に位置しています。
トトロの森7号地、11号地にもほど近く、コナラやシラカシ、ヒサカキが生育しています。
トトロの森16号地の写真
トトロの森16号地の管理方針
  • ・コナラやウワミズザクラを主体とした落葉広葉樹林
  • ・上層木で優占して出現したコナラとウワミズザクラを主体とした落葉広葉樹林として管理を行う。
  • ・小径木の常緑樹の伐採や下草刈りを実施し、下層植生の多様性を高めていく。
トトロの森16号地の概要
  • 所沢市北野南2丁目にある北野の谷戸は、長い間耕作が放棄されて荒れた状態にありましたが、地元のご理解とご協力をいただき、2009年から谷戸環境の回復作業に取り組んできました。ボランティアの皆さんと水稲の作付けや雑木林の管理などを行なうことによって、少しずつ昔の風景がよみがえってきています。
    東側は資材置き場や家庭菜園などとして利用されているミニ開発地に接しています。
    昨年12月、この土地の地権者の方から土地の無償寄付のお申し出をいただきました。北野の谷戸を構成する樹林地として、谷戸の良好な環境を維持する上で必要な緑地であると考え、寄付の受け入れを決議しました。15号地に続き、2例目の寄付による土地取得となります。
  • ※案内板は現在作成中です。
  • 住所:埼玉県所沢市北野南二丁目28-9
  • 面積:1046㎡
  • 取得日:2012年3月19日
  • 取得金額:無償寄付
トトロの森17号地
トトロの森17号地は、東京都側で初めてのトラスト地です。
柳瀬川の河畔林であり、都市部に残された貴重な自然として保全していきます。
トトロの森17号地の写真
トトロの森17号地の概要
  • 通称「ドカドカ」と呼ばれるこの土地は、西武池袋線の線路敷と柳瀬川の河川敷に囲まれて残された山林となっており、現状ではどこからも立ち入ることができません。

    クヌギやケヤキ、ムクノキの大木がありますが、一部にはマダケが生えています。
    この土地の上流には「淵の森」があり、宮崎駿監督をはじめとする方々の努力によって良好な樹林地として適切に保全管理されています。
    柳瀬川にはカワセミやキセキレイの姿も見られ、清らかな流れとなっています。

    2009年に、この土地の地権者の方から土地の無償寄付の申し出をいただきました。淵の森から連続する柳瀬川の河畔林として、一帯の良好な環境を維持するうえで必要な緑地であると考え、寄付の受け入れを決議いたしました。
  • ※案内板は現在作成中です。
  • 住所:東京都東村山市秋津町5丁目28-21、22、30、31、33、30-13、15
  • 面積:1767㎡
  • 取得日:2012年5月28日/6月8日
  • 取得金額:無償寄付
トトロの森18号地
トトロの森18号地は、畑を主体としたなだらかな丘陵地の一画にあります。
良好な里山環境のなかにあり、貴重な湧水地に隣接していることから、取得しました。
トトロの森18号地の写真
トトロの森18号地の概要
  • この土地の東側には「蛇崩れ湧水」という湧水地があり、南側は早稲田大学所沢キャンパスの敷地と接しています。周辺の農地にはハナモモやレンギョウなどの花木が植えられていて、それらの花が咲き誇る春先の景色は、狭山丘陵でもっとも美しい景色の一つといえるでしょう。

    取得したこの18号地には、梅やナンテン、アジサイなどが植えられていますが管理状態はあまりよくありません。また、モウソウチクが侵入しています。

    この土地が所在する堀之内地区には、比良の丘やトトロの森13号地、山之神神社などがあり、良好な里山環境が残されています。
    この里山環境を保全するとともに、砂川の源流の一つとして重要な「蛇崩れ湧水」を守っていくためにも、この土地を取得することによってこうした取り組みに弾みをつけることができるものと判断し、取得することにしました。
  • ※案内板は現在作成中です。
  • 住所:所沢市堀之内374
  • 面積:376㎡
  • 取得日:2012年10月22日
  • 取得金額:1,504,800円
トトロの森19号地
トトロの森19号地は、狭山湖畔霊園と西武園ゴルフ場、西武ドーム球場にはさまれた形で残された菩提樹池周辺緑地の一画にあります。
1999年から取り組んできた菩提樹池保全の取り組みが形となりました。
トトロの森19号地の写真
トトロの森19号地の概要
  • この土地は西側を舗装路に接しており、そこから菩提樹池方向に向かって下る傾斜地になっています。
    コナラやスギの大木が生育するほか、シラカシやシュロが見られます。

    菩提樹池周辺の緑地は、かつての農業用ため池である菩提樹池を中心とした里山で、池の水源となっている雑木林、池から流れ出る小川に沿った湿地と田んぼなど、昔ながらの里山的環境が丸ごと残されていて、ホタルやトンボなどの動植物が極めて豊かな自然を形成しているところです。

    トトロのふるさと基金では1999年から菩提樹池保全キャンペーンを始めました。
    これは、菩提樹池周辺の里山を保全対象とした地域限定のナショナル・トラスト運動で、2013年3月末までの累計で347件、13,687,335円となっています。
    菩提樹池周辺緑地における土地取得は今回が初めてです。

    この土地は菩提樹池の水源涵養林として重要な役割を果たしていること、2009年に菩提樹池愛好会、山口の自然に親しむ会、菩提樹田んぼの会、西武鉄道(株)、所沢市、埼玉県と締結した「菩提樹池と周辺の緑を守る協定」において、トトロのふるさと基金の役割としてトラスト地の拡大に努めることがうたわれていることなどから、この土地をトトロの森19号地として取得することにしました。

    なお、菩提樹池周辺緑地については、埼玉県の「まちのエコ・オアシス保全推進事業」等により、2008年度までに1.6ヘクタールが公有化されています。
  • ※案内板は現在作成中です。
  • 住所:所沢市大字上山口字大芝原1998
  • 面積:1968㎡
  • 取得日:2013年3月18日
  • 取得金額:11,808,000円

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