トトロの森の四季

冬の狭山丘陵

2013年|2012年2011年2010年

***   里山と雑木林 季節の移ろい   ***

12月、1月、2月の里山や雑木林を彩る光景を追っていきます。

***   2012年12月 ~ 2013年2月   ***

**  睦 月  **


カワセミ
2013年 3月 北山公園にて カワセミ

ルリビタキ
2013年 3月 八国山にて ルリビタキ

アオゲラ
2013年 3月 八国山にて アオゲラ

八国山にて
 八国山にて ジョウビタキ


荒幡富士の白梅
2013年2月 荒幡富士の白梅

八国山にて
八国山にて ジョウビタキ

堂入の池にて
2013年2月 氷結した堂入りの池

**  小 寒  **


寒の入り、照らす陽射しも寒の冷気には勝てず、日毎に氷は厚くなり
寒さの一番厳しい時、大寒が明ける立春の暖かさが待遠しく想います

**  梢に残され輝く葉  **


関東平野の南西に位置する狭山丘陵の雑木林、赤城下ろしの空風に吹かれ
すっかり葉を落としました それでも、僅かに残された梢の枯葉、午後の日に輝いていました
  下山口の雑木林にて
2013年1月7日 下山口の雑木林にて

**  赤い実に緑の葉  **


雑木林はすっかり葉を落とし、梢の先まで見通せるようになりました 
刈り残されたアズマネザサの中、赤い実に緑の葉を付けたマンリョウ、
冬枯れの林床に彩りを添えます
トトロの森15号地にて
2013年1月5日 トトロの森15号地にて

**  朝焼けの富士  **


昇る朝日に赤く染まる富士の頂き、風もなく穏やかな湖面に、その姿を映し出していました 2013年 新春
2013年 新春
***  師 走  ***
カレンダーのページは1枚となり、昼間は冬至に向けどんどん短くなります 
大掃除ならぬ小掃除?を続け、一つ一つ片付けませんと、
大晦日に追いつかれ、追い越されることになりそうです

**  落 日  **


2012年も余すところ数日、日没の陽光を浴び富士は赤く焼け、葉を落としたトトロの森は、
シルエットとして冬枯れの姿を浮かび上がらせました 来たるべき2013年、新しく始まる一年、
狭山丘陵の保全にとって、また皆様にとって良い年であることを願って!
トトロの森遊歩道から
2012年12月26日 トトロの森1号地3号地を望む丘陵の遊歩道から

**  冬 至  **


冬至、冬中・冬始め、暦の上では立冬から一月半ほど経ちましたが、真冬の寒さは一
月下旬から二月上旬です 昼間の時間は9時間43分、物の影が一年で一番長くなる冬至
ですが、生憎と曇り空、ゆず湯に入り・カボチャを食べると風邪を引かないと昔から
言われている風習・文化を味わうことで、心身にリフレッシュを!

**  冬の雑木林で、ヤマの手入れ  **


狭山丘陵の保全活動を20年以上続けている財団も、トラスト地が18ヶ所に増えました
そのトラスト地を管理するボランティア組織「何かし隊」、この冬一番の冷え込みと言われた
20日(日)今年最後の活動でした 外来種のニセアカシアが大きく育ち、このままでは
雑木林が消える恐れも、また、日差しを遮る常緑樹のシラカシやアラカシも伐採、林床
へ光が入りシーズバンクが目を覚まし、野草が育ち、手入れのされた雑木林へ!
トトロの森8号地にて
2012年12月20日  トトロの森8号地にて

**  落葉の季節  **


落ち葉の絨毯で覆われた雑木林、下草が刈られ手入のされた林床は、この季節特有の
美しさを見せます 冬枯れの季節を前に、北風に空高く舞い上がる落葉、風もなく
ハラハラと散る落葉、落ち葉の散る音を聞いたことがありますか
堀内天満天神社周辺にて
2012年12月13日 堀内天満天神社周辺にて

** ピークを迎えた黄葉 **

暖かな晩秋でしたが、12月に入り大陸からの冷たい高気圧に、初冬の雑木林は黄葉の
ピークを迎えました 午後の日に照らされコナラやクヌギは落葉前の一瞬の輝きを見せました
狭山湖から
2012年12月上旬 丘陵の雑木林

**  新年を迎える準備?  **


狭山湖堰堤下の清照寺では、新年を迎える準備?でしょうか 本堂の大屋根に鎮座する
「宝珠」と銅葺き屋根の補修・交換作業が行われていました 北斎の浮世絵には
富士山を遠景に職人達が生き生きと作業する姿が描かれています 生憎と富士山は
綿帽子を被ったような姿ですが、職人達は雲が晴れるまで待ってはくれません
狭山湖から
2012年12月5日 堀内天満天神社付近から

** 大 雪 **

今年の冬は偏西風の蛇行で、長期予報は寒い冬に変わりました 
北海道では昼間も真冬日、それに加え暴風雪に見舞われ、
日本海側は大雪に、この冬は狭山丘陵でも雪景色が見られそうです

** 北関東の山々の眺望 **

大陸からの高気圧が日本海に筋状の雲を作り、その高気圧の中心が日本列島上空を覆う頃、
関東平野は乾燥し安定した空気に包まれ、上信越高原国立公園から日光国立公園の山々が
一望できるようになりました 秋以降、山々の眺望を肉眼で可能な日が在りましたが、
写真に撮るには適しませんでした 次の6枚の写真を下手から上手に並べますと、
標高120mの狭山丘陵からの眺望の素晴らしさを、そのイメージが浮かぶでしょう
参照:エリアマップ 関東全図 昭文社

** 上信越の山々:長野県と群馬県の県境 **

上信越高原国立公園の山並、標高2542mの浅間山(距離105㎞)
から標高2150mの草津白根山(距離125㎞)の山々
上信越の山々

** 上越の山々:新潟県と群馬県の県境その1 **

上信越高原国立公園の山、標高2026mの仙の倉山(距離120㎞)、
標高1954mの谷川岳(距離125㎞)、標高1945mの朝日岳(距離130㎞)方面の眺望
上越の山々

** 上越の山々:新潟県と群馬県の県境その2 **

赤城連峰(鈴ヶ岳1565m、地蔵岳1674m、黒檜山1828m)距離70㎞、
その左裾野には上越の名山、標高1962mの巻機山方面の頂きが望めます
上越の山々

** 群馬県最深部と新潟・福島県の県境:尾瀬ヶ原国立公園 **

標高2158mの武尊山、標高2228mの至仏山(距離125㎞)、標高2356mの燧ケ岳等、
群馬・新潟・福島県の三つの県に接する尾瀬ヶ原を囲む山々です
尾瀬ヶ原国立公園

** 日光国立公園の山々:群馬県と栃木県の県境 **

標高2144mの皇海山、標高2578mの日光白根山(距離110㎞)やその周辺の山並
上越の山々

** 日光国立公園の山々:栃木県 **

標高2486mの男体山(距離110㎞)、標高2375mの大真名子山、
標高2464mの女峰山、標高2010mの赤雉山等、霧降高原を囲む山々
日光国立公園の山々

2012年12月6日 狭山丘陵の標高120mの長者峰から 
 

2012年 冬へ 
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