トトロの森の四季

2011年|2010年

2011年 9月 ~ 2011年11月

*** 霜 月 ***

*** 黄葉から落ち葉の季節へ ***

季節は晩秋から初冬への曲がり角、黄葉の季節から落ち葉の季節に!
冬の前にした装いの光景は、雑木林が一瞬の輝きを放つ時です

コナラの落葉が地面を覆い

2011年11月27日 トトロの森3号地周辺にて

*** 小雪 : 晩秋から初冬へ ***

実りの秋から、来年へ向け、モミジバフウは紅葉した葉を落とし種は熟し、
テイカカズラの種は実が割れ、羽毛を付けた種が北風に舞う季節です

紅葉し種を付けたモミジバフウ テイカカズラの実が割れ風に舞う季節

2011年11月27日 椿峰にて 、 27日 狭山湖堤防周辺にて

ススキの原は枯れ尾花に変わり、積み残されたブドウは貴腐ワインへ?

ススキは枯れ尾花に変わり 取り残された葡萄

2011年11月25日 堀口の森にて 、 23日 三ヶ島の丘陵にて

*** 冠雪の富士 ***

雪化粧した富士は冬の象徴、冠雪の富士は冬の到来を知らせ!

冠雪の富士

2011年11月25日 狭山湖にて

*** 黄 葉 ***

地面も見上げる樹冠も黄色に染まり、見上げる人も体をそらして !

地面を黄色く染めて

2011年11月16日 狭山湖にて

*** 晩 秋 ***

神社では秋の陽にモミジが彩りを添え、秋の雲の下、葡萄はすっかり葉を落とし

堀内天満天神社の山紅葉 三ヶ島のブドウ園

2011年11月16日 堀内天満天神社にて 、 13日 三ヶ島の丘陵

ノアザミやセンニンソウは綿毛の種を付け、樹木は晩秋の景色に

ノアザミ センニンソウの種

紅葉のモミジバフウ 紅葉のリョウブ

2011年11月 上旬 トトロの森3号地 周辺にて

*** ススキが原 ***

皆伐された雑木林の斜面は、ススキとセイダカワダチソウの草地に変わった

丘陵のススキの原

2011年11月04日 堀口の森にて

*** 来年に向けて ***

茶畑では茶の木の秋の台刈りが始まり、来春にも台刈りし新茶の収穫に備える

茶の木の台刈り作業 手入された茶畑

2011年10月31日 長者峰の茶畑にて

*** 気 嵐 ***

放射冷却で冷え込んだ早朝、湖面からは水蒸気が昇り始め気嵐が発生

気嵐の狭山湖

2011年10月27日 狭山湖にて

*** 神 無 月 : 霜 降 ***

*** 彩 雲 ***

巻雲など高層の雲がプリズムとなり、太陽光を通し、赤・青・
緑等の虹色に輝く現象で、昔から吉兆のしるしと言われる。

彩雲

2011年10月25日 椿峰にて

*** 秋 色 ***

雑木林の林縁に落葉低木のガマズミやニシキギの実が赤く染まり、
白い花のコウヤボウキや黄色のヤクシソウが秋の到来を知らせる。

ガマズニ ニシキギ

コウヤボウキ ヤクシソウ

2011年10月 24日 トトロの森3号地にて

*** 湖面に霧が発生 ***

秋も深まり冷たい大気より、水温の方が高くなり、湖面には霧が発生、
空気も澄み渡り、夕日に映える富士と湖面には逆さ富士が浮かび上がる。

夕霧の狭山湖

2011年10月23日 狭山湖にて

*** 風の悪戯 ? ***

金色に輝く蜘蛛の糸、補食用に張ったコガネグモの巣には
風の悪戯か、ベニハナボロギクの種子がびっしりと付いてしまった。

コガネグモの巣に!

白い冠毛を付けたベニハナボロギクの種子、昆虫の世界でも、住まいの
設置は環境を考えないと、これでは食事もままならず、後片付けが大変!

ベニハナボロギク 大掃除に追われるコガネグモ

2011年10月17日 菩提樹にて

*** 神 無 月 ***

*** 寒 露 ***

日本海に筋状の雲が現れ、垣根の向うから金木犀の香りが、
一月早い大陸からの寒気の訪れに、各地からの初冠雪の
便りに、季節は一気に秋を超え冬へ衣替えの様相です

駆け足でやってきた寒気は、うろこ雲・鰯雲・鯖雲とも呼ばれる
秋を象徴する雲を連れ、天気が下り坂であることを知らせています

寒気に乗って羊雲?の出現

ここ長者峰は標高120m、目の前に開けた関東平野、筑波山、
日光男体山や白根山、赤城山や榛名山の眺望の良い場所です

大陸の高気圧が日本海に筋状の雲をもたらす冬は空気が澄み、
冷え込んだ朝には雪の草津白根の山々や上越の山が望めます

赤城連山の眺望

2011年10月 3日 長者峰にて

*** 秋の使者...そう、秋茜です ***

9月も下旬、トトロ財団の活動拠点クロスケの家、その屋敷林
の上空に現れた群れ、巻雲をバックに飛ぶこの姿に、慌てて
カメラを向け切り撮ったその正体は?、秋の使者の群れでした

アキアカネの群れ

2011年 9月 24日 クロスケの家にて

気温20~25度と涼しい高地で夏を過ごしてきたトンボ達、台風が
過ぎた数日後、巻雲に誘われ大挙して山から里へ下りて来ました

そう、この群れは、アップに耐える姿・形、私はアキアカネ!

アキアカネの♂の容姿


雑木林や里の畑、田圃の垣根の先などで、しばしの休息する姿です

アキアカネの♀:前から アキアカネの♀:後姿

アキアカネの♀:右側面 アキアカネの♀:左側面

2011年 9月 29日 長者峰にて

田圃や湿地の周りでは、次の年に命を繋ぐカップルが誕生し、水辺で産卵
行動、翌年、水が張られた田圃ではミジンコ等を餌にしてヤゴは成長、稲が
大きく育つ6月、羽化したアキアカネは夏の暑さを避け、涼しい高地に移動。

晩夏には成虫となり、群れをなして里へ下るサイクル、雑木林や田圃や
湿地等はトンボ等の小動物には、ビオトープとしての環境は欠かせません。

ぺアリングのアキアカネ

2011年10月 1日 堤防下の畦道にて

*** 長月 ***

*** 遅れてやってきた曼珠沙華 ***

そろそろ、曼珠沙華の季節、堤防下の畦道へ出かけたが、草刈りで
綺麗に刈り払われ、昨年撮った光景は消えてしまった。曼珠沙華は
芽が出てから花が咲くまで4日程。まだ、芽が出ていないことに希望を
掛け、この光景を再び撮れることを願って!来年は早めの草刈りを!

畦道の曼珠沙華

2011年 9月 29日 狭山湖堤防の畦道にて

夏の名残りか気温は30度、それでも爽やかな空気に、
朝晩の涼しさと澄んだ高い空は秋の訪れを知らせます。
センニンソウの白と空の青さも季節が一歩進んだ便りです。

秋空の狭山湖堤防

2011年 9月 8日 狭山湖堤防にて

*** 白 露 ***

秋の気配を自然の中に探し求め、東西11㎞、南北4㎞の狭山丘陵を一周、
ススキ、ハギ、クズ、オミナエシ、ナデシコ、キキョウ、フジバカマは秋の七草、
昨年見たあの場所は開発され、ススキの姿を見るのも難しくなってきました。

ススキ:入間市、山際観音同付近にて オミナエシ:椿峰周辺にて

白い萩の花:三ヶ島の常楽院にて クズの花:2号地周辺にて

2011年 9月 7日、8日 狭山丘陵にて 

自生のナデシコ、キキョウも難しく、園芸種でなければ見られないようです。
フジバカマではと思った花は、ヒヨドリバナかオトコエシの様です。
今の季節に見られる幾つかの野草、ツリガネニンジン・オトコエシ?
コシオガマ・アキノキリンソウ・ツルボ・ヒガンバナ等の姿です。

ツリガネニンジン オトコエシ?

コシオガマ アキノキリンソウ

ツルボ ヒガンバナ:金仙寺にて

2011年 9月 8日 狭山湖堤防周辺にて 

*** 里 の 庵 ***

竹林を背景に訪れる人も少なく、静かに佇む狭山三十三観音の四番"正智庵"。
秋には曼珠沙華に埋め尽くされていた此処も、背後の山の一部が宅地開発され、
雰囲気が少し変わりましたが、古木のサルスべリがその名残りを留めます。
その枝にセンニンソウが絡み、薄桃色と白のコントラストが映えます。

正智庵:高橋交差点近く

2011年 9月 8日 椿峰にて

*** 生命を繋ぐ飛翔に ***

夏の終わりから初秋に掛けてのチョウは、羽も欠け落ちボロボロです。

キバナコスモスとアゲハチョウ

そのアゲハチョウが二羽、秋の空を背景に付かず離れず舞っています。
台風12号の強風と雨に打たれたのか、最盛期の姿ではありません。
優雅な舞はなくなり、次の世代へ命の橋渡し、その最後の姿でしょうか。

アゲハチョウ アゲハチョウ

アゲハチョウ アゲハチョウ

2011年 9月 7日 比良の丘にて撮影

*** 十体の石仏 ***

町の一角に残された十体の石仏、静かな里の光景から交通量の多い
道路を前に安全を見守る姿に、石仏への人々の思いは変わりません。

久米の石仏 

2011年 9月 2日 所沢市久米にて

*** 台風一過? ***

関東地方を直撃した台風15号、強風と大雨をもたらし東北地方へ、
台風一過とはならず、朝方の晴間に秋到来を思わせる羊雲が現れた。

羊雲

2011年 9月 22日 三ヶ島の丘陵にて

風速40mを超える強風に、樹齢50年を超えるソメイヨシノも根の張りが浅く
各所で倒れ、街路樹の桜は葉が吹き飛ばされ枝だけになっていました。

桜の大木も風に倒され 根の浅い桜のも台風の風に

2011年 9月 22日 桜の名所狭山湖にて

トトロの森でも大雨となり、翌朝、1号地の前には小さな流れが出現、
山の斜面の水を集め、森の小道は風に吹かれた落葉が堤となり、
大きな流れに、普段静かな流れの淵ではザーザーと水音を立てていた。

1号地の前に流れが その流れは小道を塞ぎ

2011年 9月 22日 トトロの森1号地への道

*** 曼珠沙華 ***

そろそろ、曼珠沙華の季節、堤防下の畦道へ出かけたが、草刈りで
綺麗に刈り払われ、昨年撮った光景は消えてしまった。曼珠沙華は
芽が出てから花が咲くまで4日程。来年は早めの草刈りを願いたい

曼珠沙華のツボミ 曼珠沙華

曼珠沙華 曼珠沙華

2011年 9月 20日 正智庵にて

*** 十六夜の月 ***

縁側にススキやお団子を飾り、満月を愛でる中秋の名月、それに比べ、
前日より遅い時間にゆっくりと静かに昇る十六夜の月は、自分好みの光景。

十六夜の月

2011年 9月 16日 狭山湖堤防から

2010年 秋へ 

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